業務内容
business
放射線透過試験(RT)
Radiographic testing
概要
放射線(エックス線またはガンマ線)を対象物に照射して、フィルムに記録し、判定する試験です。
特徴
- 金属材料以外に、非金属材料にも適用できます。
- 対象物を透過する為、内部のキズや内部状況を把握する事ができます。
- 写真作用の為、記録を残す事ができます。
- 暗室車で現像処理を行う為、現地での撮影及び判定にも対応可能です。
内容
当社は工業用X線装置を使用した放射線透過試験業務を溶接検査以外にも幅広く行っております。
現場への出張作業はもちろん、社内試験室も完備しておりますので持ち込み検査も可能です
デジタルX線を用いた放射線透過試験
デジタルX線(イメージングプレートを用いた撮影)では画像処理も可能でデジタルデータとして保存することもできます。
弊社では別途フィルムスキャナーも所有しており、X線フィルムをスキャンすることでデジタルデータとして保存、確認することもできます。
超音波探傷試験(UT)
Ultasonic testing
概要
超音波を対象物に入射し、内部及び端部から反射されたエコーを画面に表示させ、判定する試験です。
特徴
- 放射線透過試験(RT)と比べて対象物に比較的厚みがあっても対応可能です。
- 画面に表示された波形を記録する事ができます。(SDカード)
- 内部のキズの探傷に優れています。
- デジタル表示の超音波厚さ計を用いて、対象物(配管や板材等)の厚さ測定ができます。
内容
当社は超音波探傷器を利用して溶接部の検査のみならず、素材の異物確認など幅広く行っております。
磁紛探傷試験(MT)
Magnetic particle testing
概要
対象物を磁化し、磁化範囲部分に検査液を塗布することにより磁粉模様が形成されます。その模様をもとに判断する試験です。
特徴
- 鉄鋼製品(強磁性材料)の表面又は表面近傍キズを検出するのに優れています。
- 明るい場所、暗い場所どちらかの環境でも作業可能です。
- チタン・アルミ・銅などの非鉄金属やプラスチック・炭素繊維等の磁化されない物には適用できません。
- 100Vの電源が必要です。
内容
当社は小物部品から大型構造物等、様々な重要部品の試験を幅広く行っております。
浸透探傷試験(PT)
Penetrant testing
概要
対象物に溶剤を用いて洗浄・浸透・現像処理を行います。その結果現れた指示模様をもとに判定する試験です。
特徴
- 肉眼では見つけにくい表面に開口しているキズを検出するのに優れています。
- 磁粉探傷試験では適用できないチタン・アルミ・銅等の非鉄金属やプラスチック炭素繊維等にも適用可能です。
- 小さな機械部品等の検査あるいは大型構造物の部分検査に適しています。
- 高温用の探傷剤を使用する事によって、200℃程度までの検査が可能になります。
- ペイント等の塗装上からは、きずを見つける事ができません。
- 多孔質、吸収性の材質には適用できません。
内容
当社は素材や機械加工品等、溶接検査以外も幅広く行っております。
渦流探傷試験(ET)
Eddy current testing
概要
導電性のある試験物にうず電流(渦流)を発生させ、そのうず電流の変化をもとにキズの有無・減肉量を判定します。
特徴
- 主に管材(銅パイプ、ステンレスパイプ等)の導電性材料に適用できます。
- 熱交換機の細管検査に使用されています。
- 表面及び表面近傍のきずを見つけることが可能です。
- 航空機では、リベットでの結合部における亀裂確認に使用されています。
- 試験結果から直接的にきずの種類を判別することが困難です。
内容
当社は冷却器、熱交換器の定期・保守検査など、幅広く行っております。
ひずみゲージ試験(ST)
Strain gauge testing
概要
対象物に力を加えたときに生じる様々な目に見えない変化を測定する技術です。
特徴
- 主として金属材料の構造物や製品に適用可能です。
- 変化量を測定する事により、物体に加わる応力値や応力方向、変動状態(時間的変化等)を知ることができます。
- データをもとに、材料の性質・特性を把握する事が可能です。
- 様々な形のデータとして記録を残す事が可能です。
内容
当社はプラント設備や交通機関(電車等)の測定等、幅広く行っております。
環境計量(騒音・振動)
概要
工場や建設現場からは、ある程度の騒音や振動が発生するものです。
国や地方自治体により規制基準等が決められていますが騒音や振動は人によって感じ方が違い当事者は基準を厳守しているつもりでも、周辺地域からは不満の声があがる事もあります。
周辺地域からのクレーム等に対しては、適法な環境計量証明行為が必要となります。
Heリーク試験
概要
密閉容器等のごく微小な漏れの有無や、漏れ量の測定等を行う事ができます。
測定ガスにH2(水素)の次に小さな原子He(ヘリウム)を使うため、微小な漏れを検知します。
Heは不活性ガスなので人体に対して無害であり、燃焼したりする危険性がほとんど無いため、安全で高精度の試験が可能です。
危険物設備の非破壊検査
概要
危険物設備(重油貯蔵タンク・ガソリン貯蔵タンク・その他系列の配管等)や列車・タンクローリーに搭載されている危険物容器等を様々な種類の非破壊検査方法と計測器具等を使用して、危険物設備の検査を行っています。
内容
当社は形状測定、発泡漏れ試験、目視検査、板厚測定等幅広く行っております。
内視鏡による内部調査
概要
配管内部や熱交換器内部、その他内部状況を確認したい製品に内視鏡を挿入して、状況を確認します。
特徴
- 静止画・動画の記録を残す事が可能です。
- 内部状況をリアルタイムで確認できます。
- 小さな隙間(約5mm程度)が有れば調査する事が可能です。
- 隙間に落ちたネジや小物部品等を探すために、活躍した事もあります。
X線によるコンクリート内部調査
概要
コンクリートを透過した放射線(X線)をフィルムに記録させ、内部の状況を把握します。
特徴
- 耐震補強工事や改装工事等で、コンクリートに開口作業を実施する場合に、多く使用されています。
- コンクリート内部の電線配管や鉄筋等を確認する事が可能です。
- コンクリート厚みが300㎜を越える物には、対応不可です。(コンクリート密度にもよります)
- コンクリート内部状況は、フィルムの現像処理後に確認する事が可能です。
内容
当社は冷却器、熱交換器の定期・保守検査など、幅広く行っております。
レーダーによる鉄筋探査
概要
コンクリート表面部に探査機を走行させ、鉄筋の状況を把握します。
特徴
- 耐震補強工事や改装工事等で、コンクリートに開口作業を実施する場合に、多く使用されています。
- コンクリート内部の鉄筋位置を確認する事ができます。(表面部より150㎜程度が限界です)
- 片面より探査できるため、放射線によるコンクリート内部調査が不可能部でも探査可能な場合があります。
ドローンによる空撮・目視検査
概要
ドローンにカメラを搭載し、検査対象物を空撮します。
空撮の結果を基に、非破壊検査にて詳細な結果を得る事ができます。
特徴
- 高所にある検査対象物をドローンの望遠カメラを用いて、撮影します。
- 赤外線カメラを併用することにより温度分布の把握も可能です。
- ドローンが飛行できる環境であれば、内部(建屋内)の飛行も可能です。
- 静止画、動画で記録を残す事が可能です。
内容
当社所有のドローンは、国土交通省航空局の包括承認取得済みです。